永久脱毛のしくみってどうなってるの?
2016/02/12
「永久脱毛」、本当にそんなのできるの?
レーザーなどで毛根を焼き、細胞を殺すというのは分かるのですが、次に生えてくる毛には影響がないのではないかと疑問に思えます。
施術して今生えている毛が抜けて綺麗に見えたとしても、次の毛根は元気に成長し生えてくるのではないかと考えてしまいます。
毛穴が小さくなるだけだったら、埋没毛が発生してしまうんじゃないかと心配になりますよね?
永久脱毛のしくみはこう!
毛には毛周期といってサイクルがあります。
現在生えているのは全体の1/3程度で、それぞれが成長期→退行期→休止期を繰り返しています。
- 成長期は表面に出て毛根がしっかり細胞にくっついてる
- 退行期は細胞分裂が終了し抜けかかってる状態
- 休止期は抜けて成長するまでの空白の期間
このうち脱毛処理ができるのは、
のみなんです。
さて、レーザーはメラニンなどの黒に反応しますので、照射すれば毛を伝って成長期の毛根の細胞を破壊します。
成長期以外の毛根は何の影響も受けないので、破壊されません。
細胞が破壊された毛がまた生えるという事は基本的にはなく、しばらくして生えてくるのは退行期だったのが成長しているのです。
現在生えているのは全体の1/3といいましたが、基本的に毛は3回処理すれば薄くなるのです。
ただ、やはり機械とは違い、人間の体ですから、正確に1/3サイクルとはいきません。
毛は個々に成長します。
ですから処理をもう1周くりかえせば、前の3回で照射しきれなかった毛根も拾える確率があがるのです。
ですから、しっかり処理のできる出力の強い医療レーザーなどでは、6回前後という事が多いのです。
※脱毛施術の効果の出方・期間などには個人差があります。